2006年6月18日日曜日

「メタルマクベス」を観てきた

17日の昼公演を観てきました。さすがに立ち見で4時間は、足がつらかった・・・。


あれは確かに「マクベス」以外の何ものでもないです。予習はしておいて正解だったかも。話のすじが頭に入っている分、余裕をもって観ていられました。
原作の「マクベス」は、私にはあまり面白くなかったです。まあ、悲劇が面白くては意味無いですが。人間が小さいとか、運命だとかの問題じゃなく。つまり、ごく普通の人間が甘い話に誘われて、ほいほいついていったら身ぐるみ剥がされましたってのと大差ないじゃん。王位を奪うにしたって、今日はラッキーデーだってテレビの星占いで言ってたからやってみましたみたいな感じで無計画だし。同情の余地無い。
「メタルマクベス」は、ちゃんと面白く作ってあるので楽しかったです。ただ、観ている時には全然気にならなかったのに後から考えて気になったことが二つ。魔女から渡されたCDって普通のCDじゃなかったかな、ブックレットと音楽とPVのデータしかないはずなのに何でランダムスターはあそこまで記憶がだぶったんだろうか。魔法?生まれ変わり?呪い?憑依?ホラーかよ。それから核弾頭、結局爆発したのか、不発だったのか。だっていくら鋼鉄の城の地下に埋まってたって、爆発したらあの程度の被害じゃすまないんじゃないだろうか。あれだけ至近距離にいたら被曝しないか。むしろ核は不発で、電力系統の過電流と破壊行為による爆発ならありえるかなぁと。でもまあ、細かいことは気にしないのが良いのでしょう。
今回一番意外だったのは、松たか子さん。何かテレビドラマで観るのと印象が違った。テレビで観るぶんには、さほど気になる役者さんじゃなかったんだけど。役柄のせいかな、何か良い感じに演技してたなぁ。でも一番好きなのはパール王、格好良かったです。