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2018年5月30日水曜日

写真を見るということ・2

写真展に写真を見に行くのが好き。

それこそ、美術館に絵画を見に行くのと同じくらいの気安さで。
お気に入りの写真家さんの展示を見に行く。

気に入った写真があったら買いたい気持ちはあるけれど。
なかなか狭いワンルームに飾るのが難しいのもあって。
まだ1枚も買ったことはない。

その代わりに写真集を買う。

高砂順二さんや、
植田正治さんや、
木村伊兵衛さんや、
アンリ·カルティエ=ブレッソンさん。
などなど。

好きな写真家さんは何人かいるけれど。

なんというか。

対象に向ける眼差しが好きだなぁと思う。

高砂さんが撮る、モンクシールや鳥たちや。
植田さんが撮る、奥さんや。
伊兵衛さんが撮る、「六代目尾上菊五郎、娘道成寺」には感動したし。
ブレッソンさんの撮る、映画の1コマを切り出したようなスタイルも面白い。

最近、あまり写真展に行けてないので、また面白そうな展示を探して行ってみよう。

そしていつか、鳥取の植田正治写真美術館にも行ってみたい。
砂丘観光も付けて。












2013年12月15日日曜日

湯沢英治 写真展 “REAL BONES G”に行ってきた

湯沢英治 写真展 “REAL BONES G”
2013年12月2日(月)~2013年12月14日(土)
Art Gallery M84


久々に湯沢英治さんの写真展を見てきた。
先週行こうかと思っていたのだけれど、結局ギリギリ最終日。

http://artgallery-m84.com/?p=461

入り口正面から、アジアゾウがお出迎え。
そこから、ぐるりと壁面に黒い背景に浮き上がった骨や骨格の写真が並んでいた。

シュモクザメの頭は、なかなかの迫力。

トナカイも凛とした立ち姿で。

今回、海獣系の写真が多かった気がした。

クジラやマナティーの前ヒレの骨を見ると、手にそっくりで、やっぱり哺乳類なんだなぁと思う。

エミューだったと思うけど、卵殻に入った鳥の骨とかすごいし。

エイやコブラの骨はよくこんなに全部綺麗に並んでいるものだと感心する。

ホッキョクグマの頭の骨には、なんかもう「おひさしぶり」とか言いたくなっちゃうくらい。

骨なのに、なんか生き生きしてるんだよなぁ。不思議。



見てたら、途中で湯沢さんが来て他の方と話していたけど。
聞くともなく聞こえてきた、撮影苦労話にちょっと吹いたw お疲れ様です。

ぜひ、公立図書館や学校図書館にあってほしい写真集だと思う。
本棚上の分類に困るかもしれないけど、サイエンスとアートを分ける必要なんてないんじゃないかと思う。

2013年11月10日日曜日

写真を見るということ

「また写真展?好きだね~」と言われた。


絵画でもなく、イラストレーションでもなく、なぜ写真なのか。
しかも、「撮る」のでなく「見る」なのか。


言ってしまえば写真なんて誰でも撮れるし、今やケータイでも撮れる。


それでも、なんだか興味をひかれるのは、やっぱり個性が映りだすのだ写真は。


撮影者の、対象や世界そのものを見る目、視界、まなざし。その奥にある思想。
写真作品は撮影者の世界観そのものなんだ。
世界観の中からフォーカスされた一部分。
それが単なる記録写真だろうと記念写真だろうとスナップ写真だろうと。
その人に見えている世界からしか、テーマを選び取ることはできないから。
撮影者が何を見ているのか、それが浮き彫りになる。


ならばそれを見る楽しみとはなにか。


見ることで、好きとか嫌いとか、なんか気になるとか、感じるものがあったりする。
自分の中の感覚という判断基準によって選ばれるそれらが、自分の輪郭の補助線になっていく。
そしてまた、自分に無かった視点や、認識していなかった世界観を疑似体験することで、自分の中の世界認識に新たな視点・選択肢を加えるということにもなる。


とはいえ、まあ、言ってしまえば結局は、単に好きという。


写真展「植田正治のつくりかた」に行ってきた


「生誕100年!植田正治のつくりかた」
2013年10月12日(土)~2014年1月5日(日)
東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/


9日に、この写真展を見に行ってきた。

植田正治さん。好きな写真家さんで、有名な方だから方々でよく写真展が開催されるので、いける範囲でちょくちょく足を運んでいる。
今年は生誕100年ということもあって、この後は恵比寿の写真美術館でも写真展の開催が控えていて楽しみだ。


今回の写真展を見て思ったことは、
絵画的な画面構成や手法、感性で作為をもって撮られた演出写真に定評のある写真家さんではあるのだけれど。
私は何よりこの写真家さんの、家族や近所の子供たちや地元の風景へ向けるまなざしが好きなんだなぁということだった。


娘さんの作文とともに飾られた家族写真は、なんとも微笑ましかった。


そして、晩年に撮られたという花の写真。
実際に見て触れても美しい素肌的でひんやりとなめらかな花びらの質感が、本当に生々しく写し取られていると感じた。


展示の最後に飾られた3枚の写真には、何とも言えない寂寥感を掻き立てられ。
一番最後のパネルに書かれた、亡くなる数日前に撮られたものらしいという説明に、数歩戻ってもう一度じっくり見なおした。


写真を愛し、写真することを心から楽しむ。
それは本来の意味でのアマチュア精神。
『amateur(アマチュア)とは「愛する人」という意味のラテン語 amator(アマートル)が語源』
それそのもの、といった人となりを感じる写真展だった。


そうそう。
あと、ファッショングラビアやCDのジャケット写真やPVの撮影など、そのチャレンジ精神も好きなところのひとつかもしれないな。
展示ではスクリーンにPVが流されていた。いきなりロックが聞こえてきて、ちょっと驚いたけど。




ARBの「After'45」のPV



福山雅治「HELLO」のCDジャケット


どちらを見ても、植田さんらしい。


2013年9月9日月曜日

高砂淳二写真展「地球はたからもの」

だいぶ書くのが遅くなってしまったけれど、このブログは行動記録でもあるので書いておきましょ。

高砂淳二写真展「地球はたからもの」
http://www.muse-tokorozawa.or.jp/event/detail/20130820/
2013年8月20日~9月1日
所沢ミューズ

同じ埼玉でありながら、なんて遠いんだ所沢。
というわけで、初・所沢。航空公園駅。

行った日は午前中雨天で、会場はとても閑散としていた。
100点ほどの作品をほぼ独り占め状態で見られたのは贅沢。

何度か見ている作品もあれば、写真集やポストカードでしか見てなかったものもあり。

いつ見ても高砂さんの写真は微笑ましくて、心が軽くなる。

イルカのジャンプしている写真を見ていて、
ふと、イルカも空に憧れることはあるのだろうかと思った。
あるいは宇宙を夢見ることは。
夜空の星を見ることはあるのだろうか。

イルカの生態はよく知らないから、もしかしたら視力はあまりよくないのかもしれないけど。

何を思ってイルカは、あんなに空高くジャンプするのだろう。

大気を泳ぐイルカとして生きたらおもしろいかな。


2013年6月9日日曜日

写真展「地球の夜 ~空と星と文化遺産~」を見てきた。

浅草橋の後、新宿線に乗ってコニカミノルタプラザの写真展、
「地球の夜 ~空と星と文化遺産~」
「星空を世界遺産に~ニュージーランド テカポ展~」

を見に行った。

3つのフロア全て星空で埋め尽くされていた。

写真に付けられたコメントの一つに、「暗いのと黒いのは違う」みたいなことが書いてあって、「たしかに」と思った。
夜の時間は深夜だけじゃない。深夜でも夜空は決して黒幕のように黒くはない。
色も光もあり、夜空が持つトーンがある。

「星空を世界遺産に登録しよう」というテカポの人たちの活動や、
“The World at Night”(TWAN)という国際プロジェクトの“One People, One Sky”(人類はひとつ、空もひとつ)というスローガンのもと、世界各地の名勝や文化遺産を前景とした星景写真に込められた「夜空によって世界がひとつになる」という平和のメッセージ。

こういった活動は初めて知ったけど、プラネタリウムを持つコニカミノルタだからこその展示だなぁと感じた。

そこでふと思い出したのが子供の頃に図鑑が好きで、家にあった宇宙や鳥や虫や魚の図鑑を飽きるほど眺めていたことだった。
それが今、「写真を見るのが好き」という行動の基になっている気がした。


2013年4月29日月曜日

「無印良品BGM写真展・島のケルト 音と風光」を見てきた

無印良品BGM写真展
「島のケルト 音と風光 アイルランド、スコットランド、コーンウォール、ブルターニュ」http://www.muji.net/lab/ateliermuji/exhibition/130426.html
2013年4月26日(金)-6月9日(日)

土曜日に、この写真展を見てきた。

さすがに土曜日の有楽町MUJI。人でごった返していたけれど。
2階の奥にある展示スペース「ATELIER MUJI」は、買い物に夢中の人たちにはまるで見えていないかのように人がいない。いてもポツリポツリといったところ。
前に来た時もそうだったから、いつものことなのだろう。
ここまで人がごった返していたら、写真見る気も失せるからむしろ歓迎。

思ったよりたくさんの写真パネルが展示されていたな。

エンヤとかStone Ageとかの音楽好きだったから、ケルトには元々興味があった。

「さすがにファンタジーというジャンルが生まれた国の景色だなぁ」という変な感心の仕方をしてしてしまったのだけれど。

暗い森や、風が吹き抜けるような草原や、水の湧く祠や、満潮になったら孤立してしまいそうな水上の一軒家や、大きな木の前に立つアイリッシュダンサーの少女のドライアードのような美しさなど。
ファンタジーやRPGが好きだった身としては、挿絵で見た景色がそこにある感じがして。

一回くらい行ってみたい所だよなぁ、なんて思ってみたり。

でも一番気に入ったのは、砂浜を歩く犬とその後をついていく小さい女の子の写真。
犬が女の子を気にするように後ろを振り返っている。
微笑ましい写真だった。

6月までやってるから、もう一回くらい見に行ってもいいな。

そういえば写真見てたら、いきなり写真を撮り始めた人がいたんだけど。
写真家の人だったのかな、それとも全く無関係のお客さんだったのかな。
ちょっとビックリした。


2012年12月10日月曜日

高砂淳二さん写真展・二本立て

もうだいぶ経っちゃったけど、月初めの頃に高砂淳二さんの写真展を見に行ってきた。


ひとつは新宿のコニカミノルタプラザで開催されている、
特別企画展「そら色の夢」


色とりどりの空の写真や映像作品が展示してあった。
ユウニ塩湖で撮影された、空を鏡写しにした写真は不思議な美しさで。
何より見たかった大きな星空の写真パネルは、空と塩湖に広がる星粒が、まるで宇宙に放り出されたみたいな浮遊感。とても好きな感覚。


高砂さんの写真の色彩は本当に、写真に切り取られても、その空間にあった情報をほとんど損なわずに保っているように思える。エネルギーのようなものを。


見に行った日はトークイベントがあったので拝聴したら、なんだか不思議な気分になった。
高砂さんは虹をテーマに追いかけて世界中を旅しているせいか、現地のネイティブの人たちと出会うことが多いようで。話の中にもネイティブハワイアンやネイティブアメリカン、ネイティブカナディアンの人たちが出てきて。
昔からネイティブアメリカンに興味を持って本を読んだりしてきたけれど、最近はすっかり縁遠くなっていたことに思いがけず気付かされた。写真や高砂さんに興味を持ったのは全く自分にとって新しい流れだったはずなのに、こんなところで昔の自分の流れに再会したことに驚いた。


高砂さんの写真には自分の根っこに触れる何かがあるのかもしれないな。


もうひとつは、もうおわってしまったけれど、京橋にあるISLAND GALLARYで開かれていた、
ベストセレクション写真展「夜の虹の向こうへ」


こちらは新しく発売されたエッセイ集「夜の虹の向こうへ」に合わせて開催されたもので、私はこの本をコニカの方で買ってサイン貰ってきた。正月に実家に帰った時に、じっくり読むつもり。


ここで一番魅かれた写真が、大きな木の写真だった。
パネル自体は小ぶりのものだったけれど、木の大きさはかなりのものに思えた。ほんとに木ってすごい生き物だなと思う。

夜の虹はハワイでは「最高の祝福のしるし」と言われているらしい。
私にも祝福のお裾分けがあるかな。そして運んでいけるかな。つぎへ、そのつぎへ。


2011年7月6日水曜日

ハワイの写真

日曜日に図書館に行ったとき、最近どうにも気になって仕方ないので高砂淳二さんの本を探してきた。


写真集「虹の星」はさすがに大きくて重かったので館内で見るだけにしたけど、やはり「虹」が自分にとってキーワードになっているようだと感じた。なんせ他の作家さんの本を探していて何気なく手に取った本も虹の物語だったし。


大きさが丁度良かったので高砂淳二さんの「ハワイの50の宝物」という本を借りてきてみた。綺麗な写真とハワイの文化などを語るコラムでできた本。とてもゆったりした気分で読んだ。こういう本を読むと行ってみたくなる。言葉とか民俗学的な独自の文化って、ホント面白い。


今、明治神宮文化館で開かれてる『海森彩生』写真展の8/17(水)~8/23(火)のゲスト写真家が高砂淳二さんだから、また見に行ってみようっと。他のゲスト写真家さんも気になってるんだよね~。


2011年7月2日土曜日

「想像より、おもしろい。ハワイ」展を見てきた。

見てきたといっても、もう先週のことなんだけれども。
会期が終わらないうちに感想を書きたかったのだけれど、ひとつ引っかかることがあって、なかなか書けないでいた。


写真はどれも素晴らしかった。
私はハワイになんの思い入れもない人間だけれど。
色鮮やかで美しく、生き生きとした写真たちだった。作品も、そのひとつひとつに付けられた写真家さんの短いコメントも、パネルに書かれた「アロハ」や「ホ・オポノポノ」の言葉の正しい意味の解説も、つながりあって優しくて和やかな世界観を生み出していた。


夜空や夜の虹の写真を見ると、相当良いカメラ使ってるんだろうなぁと思ったり。
どの写真も良かったけれど中でも、虹の中を飛ぶ一羽の鳥の写真がお気に入り。それから、真ん丸に円を描いた虹の写真。


写真を一通り見て、世界観を観じて、心に浮かんだのが「なぜ私は今、『ここ』に居ないんだろう?」という、せつない気持ちだった。
この気持ちが上手く掴めなくて、実のところ未だによく理解できてないでいる。

別にハワイに行きたいとか、住んでみたいとか、そういうことじゃない。まあ、行けるなら行ってみたいけど、、、っていうくらいしか思ってない。だから『ここ』は、きっとハワイという土地そのものじゃなく、その世界観なんだろうなと思う。
そして、その疑問形の問いからして、「私は今『ここ』に居るべきだ」が心に底に気付かずにあった想いなんだろう。
しかし、どうしたらいいのか分からない。いっそ行ってみたら分かるんだろうか、、、無理だけど(悩)


企画展『「想像より、おもしろい。ハワイ」展 ~自然写真家 高砂淳二が伝えるハワイ~』
http://fujifilmsquare.jp/detail/11061701.html





【2012.2.5追記】
この記事を書いてからだいぶ経ち、気付いたことがある。


この写真展に展示されていた写真の中で、砂浜に寝転ぶ一匹のアザラシの写真があった。
遠景には高層ビルが建ち並ぶのが見える誰も居ない砂浜で平穏に寝転がっているアザラシは、ハワイアンモンクシールという絶滅危惧種に指定されているアザラシだった。


その写真を見た時、「たとえ明日 絶滅するとしても、今 幸せに生きて良い。」という言葉が私の心の中に浮かんだ。


野生に生きる中、食事も得られない時もあるかもしれない、他の動物に襲われることもあるかもしれない、最後の一匹になるかもしれない、明日には絶滅するかもしれない。
決して楽な生ではないとしても、穏やかな今この瞬間には安んじて幸せで居て良いんだ、と。


私もそう生きて良いんだと、思った。誰でもそう生きて良いんだと、思った。




2011年1月17日月曜日

山口達己写真展「山手線を巡る」を見てきた。

15日はライブの前に水道橋のUP FIELD GALLERYへ。
去年、石井ゆかりさんのイベント「星織」で写真を展示していた山口達己さんから写真展の案内ハガキが届いたのだ。丁度ライブの日が会期2日目だったので寄ってみた。
1週間の内に何回写真展に行ってんのさ、自分・・・とも思うけど。ま、いいや。
初めての場所だから、と念のため地図を持っていったら、、正解だった、、、しかも恵比寿でも、、、、。


写真展は「山手線を巡る」のタイトル通り、山手線の駅名が壁に貼られていて、その周りにその駅周辺で撮られた写真が何点かずつ展示されていた。
一通り見てみて、この人の写真は対象が光に溶け出していこうとするかのようだと感じた。溶け出そうとする直前のようであったり、溶解してしまっているようであったり。
おせんべい屋さんの写真がとても好みだった。それから、雨や水を写したもの。
帰り際に山口さんと少しお話しさせて頂いた。
猫の写真が数点あったので尋ねてみたら、以前に頼まれて猫の写真を撮ってから癖になっているのだとお話ししてくださった。


なかなか面白かったな。


山口達己写真展
「山手線を巡る」
2011年1月14日~30日
UP FIELD GALLERY


山口達己さんのブログ http://d.hatena.ne.jp/touchme/


それで恵比寿に向かおうとしたら、山手線人身事故で上下線止まってるし。それで埼京線で辿り着いたら、スカイウォークじゃない方の出口から出ちゃって、「ま、こっちの方行けば着くはず」て歩き出したら、合ってたけどちょっと遠回りになっちゃって焦ったけど。間に合ったから良かった~。


2011年1月14日金曜日

「植田正治写真展・写真とボク」を見てきた。

初詣の後、埼玉県立近代美術館まで足を伸ばして気になっていた写真展を見てきた。
・・・今年も写真づくしになる予感。


植田正治さんは以前テレビのアートの番組で見て気になっていた写真家さん。
絵画のような写真を撮る人で、それがダリやマグリッドのようなシュールレアリズム的な画面構成であったりする。あるいはパントマイムの舞台を切り取ったような。


舞台となるのは鳥取の砂丘、空色と砂色が背景のモノクロ写真。
遮るもののない無窮さ、果てしなさが、非日常を演出して、その中に配された者・物を異質・異物にし、異界・異空間を創り出してる。非現実性の中に浮かび上がる存在の違和感というリアリティ。
余白と対象に関する撮影者独特のバランス・距離感がとても個性的で、いい絵だった。


砂丘の真ん中にぽつんと正座する着物の女性。
太陽を掴む手。
海に向かって広げられた譜面台の上の楽譜。


の、3枚がお気に入り。
で、その3枚の写真のポストカードあるかな~とミュージアムショップ探したけど、これが無くてガッカリ。
好きな写真を選んで、その場でポストカードプリントするサービスがあったらいいのになぁ。


「植田正治写真展・写真とボク」
2010年12月18日~2011年1月23日
埼玉県立近代美術館

この美術館は、柳宗理のバタフライスツールやイームズチェアなど有名デザイナーの椅子に自由に座ることもできて、さすがに座り心地良かった~。


2010年7月22日木曜日

湯沢英治・写真展「REAL BONES」を見てきた。

目黒川沿いをてれてれ歩いて、辿り着いたジィオデシックは白い外壁のかわいい建物。窓から見えたお店のロゴに気付かなかったら、通り過ぎてしまうところだったかも。大きく重そうなドアにちょっと怯みつつ、恐る恐るドアを開けてみるとお店の方が声を掛けてくださって一安心。


お店の中は天井が高く、個性的な展示ケースに綺麗なアクセサリーが並べられていて、あと、サボテンとサボテンの為の小さくカラフルなガラスの鉢も置いてあった。フロア中央のガラスの台は、湯沢さんを紹介するスペースになっていて、紹介された雑誌のページが開いて置かれていたり、写真をプリントしたポストカードなどの商品が置いてあったりした。フロアの奥の壁際が展示スペースになってはいるものの、写真パネルはそこだけでなく、フロアの壁のあちこちに大小のパネルやポスターが飾られていた。


平日の昼ということもあってか私一人しかお客はいなくて、独り占めでのんびりと写真を満喫。
白熊の写真は、実は先日に図書館にあった「BONES」を見て野毛山動物園のものではないことを確認していた。けれど、パルコとミッドタウンで見ているので、なんだかやっぱり再会の気分。このホッキョクグマの頭蓋の写真は、骨の写真達の中でもリーダーみたいな雰囲気がある、と思う。
カモノハシは生きているのを見てもなんだかユーモラスなのに、骨になってもそのユーモラスな表情が変わらないことが、なんだか可笑しかった。
それにしても私はどうも鳥の骨が気に入りらしく、今回お気に入りの1枚はコンドル。そして、フラミンゴのクリアファイルも買っちゃったり。


ジィオデシックにはちょっとしたカフェスペースもあって、自分一人なのをいいことにアイスレモネードを注文して、椅子に座って冷たいレモネードをのんびり飲みながら、しばらく「ぼんやり」と写真を眺めていた。レモネードはハチミツの香りで美味しかった♪添えられていた2粒のキューブクッキーも♪


とはいえ、写真を見に行ったのに、周りにある綺麗なヒカリモノの方に目がいってしまう~。
ジィオデシックのデザインは動植物などの自然物や物語のモチーフのものが多く、シンプルなものからゴージャスなものまで色々。しかも、とても小さな貴金属の粒が精巧なモチーフに加工してあったりする。こんな細工は絶対に大変な作業だ。そしてジィオデシックの商品は基本的に注文を受けてから製作するらしい。普段からあまりアクセサリーは着けないんだけど、実は嫌いじゃないんだ。こういうモチーフはむしろ、かなり好き。
でも、さんざん丁寧な説明をして頂いたにもかかわらず、蔦のうねって巻いた形のシンプルなリングに心惹かれたにもかかわらず、目の保養で終了。ごめんなさい。


そうそう、親切なお店の方には、湯沢さんが撮ったビジューの写真も見せて頂いた。白黒なのに(だから?)際立って見える輝きや、透明な石の質感とか、すごいなぁと思った。綺麗だったー。


贅沢な時間を、ありがとうございました。


7月2日(金)~7月28日(水) 9月8日(水)まで期間延長です♪
湯沢英治・写真展*「REAL BONES」
中目黒・メゾン*ジィオデシック1F「ブティック*ジィオデシック」


湯沢英治Official Site http://www.eiji-yuzawa.com/
ジィオデシック http://www.geodesique.co.jp/j-top-new.htm


2010年7月1日木曜日

湯沢英治・写真展「REAL BONES」が始まるよ!

近頃すっかりお気に入りの写真家さん・湯沢英治さんが7月2日~28日まで中目黒のコンセプショナルブティック*ジィオデシックで写真展をするそうな。
日本初?の新作・カモノハシの骨の写真もお披露目されるらしい。


いつ行こうかなぁ~、楽しみ、楽しみ♪
ホッキョクグマの頭蓋骨の写真も来るんだろうな。この写真はもう一度見たかったんだ。思い出したことがあるから。


写真集「BONES」に納められている写真の骨の中には、横浜の市立野毛山動物園(入園料無料!)が所蔵している標本がいくつか使われているらしいのだけれど。
昔、伯母が関内の辺りに住んでいて、夏休みに遊びに行ったりすると野毛山動物園や中華街や港の見える丘公園に連れて行ってくれたから、野毛山動物園のことは知っていた。でも随分前のことだから、覚えているのは暑さでダレていた白熊のことだけだ。その白熊だけがやけに印象に残ってた。でももう20年余りも昔のことだから、白熊の寿命がどのくらいかは知らないけれど、きっと今その白熊はいないと思う。


白熊=ホッキョクグマ


写真のホッキョクグマが野毛山動物園の標本とは限らないし、その白熊である可能性は全くもって低いんだけれども。
その記憶と写真がつながりを持ってしまったら、なんだか急に親近感が湧いてきたので。
たぶん違うだろうと思うけれど、でもなんか
もう一度、会ってみたいんだ。


7月2日(金)~7月28日(水)
湯沢英治・写真展*「REAL BONES」
中目黒・メゾン*ジィオデシック1F「ブティック*ジィオデシック」


湯沢英治Official Site http://www.eiji-yuzawa.com/
ジィオデシック http://www.geodesique.co.jp/j-top-new.htm
横浜市立野毛山動物園 http://www.nogeyama-zoo.org/

2010年4月2日金曜日

また写真展~。

そんなわけで今回も、ライブ前にあちこちとほっつき歩いていたわけで。


青山界隈はなぜだか行ってみたいお店や場所が結構あって。その中から気になっていたお店2つと、丁度3月30日~4月4日まで開催中の石井ゆかりさん企画の写真展「星織」へ行ってきた。そう、また写真展(笑)


お店の一つは「COOK COOP」料理に関する本の専門店&カフェ。思ってたより小さいお店だったけど、良い雰囲気。
とはいえ本屋に行って、かりんとうを買って帰るというのはどうなんだろう、自分。
世田谷・升本屋の梅ザラメ。
でも、おいしかった。HP見たら升本屋さんは「酒のつまみにかりんとう」を標榜するお店だった。下戸でも良いですか?(笑)


次に行ったお店は「lisn 青山」京都に本店がある、お香のお店。
カウンターに並べられた様々な香りを1本から販売してくれる。しかも別売りで買うお香ケースは、次回持っていくとそれにまた買ったお香を入れてくれるのだ。
さすがにね、香料の塊といっても安いお香の合成的な香りとは違うよ、自然な感じがする。また行こうっと。


そして、ようやくギャラリー・ルデコへ。
山口達己さんの光に滲んだ色を写し取ったような写真や、相田諒二さんの陰の中に閃いた色を捉えたような写真と、石井ゆかりさんのテキストを堪能~。
写真を飾ったスペースのさらに奥に設えられた「雨を待つ図書室」には、ゆかりさん所有の本やこれまでの出版物の他にも、「愛する人に。」の未収録章を納めたファイルなどもあって、思わずじっくり読み耽ってしまいました。
短観プレゼントにも、しっかり応募。当たるといいなぁ♪


2010年1月29日金曜日

「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン」展を見てきた

27日はライブの前に東京都写真美術館で開催中のこの写真展を観てきた。
去年から見に行こうと思っていたのだけれど、丁度KUMAMIが恵比寿でライブするというのでついでに行こうと楽しみに待っていたのだ。


木村伊兵衛さんとアンリ・カルティエ=ブレッソンさんは、同時代に活躍した有名な写真家。
テレビなどでその作品を何度か見る機会があって、興味があった。そんな見たことのある作品も展示されていて感激。伊兵衛さんの「上村松園」や「永井荷風」、ブレッソンさんの「サン・ラザール駅裏,パリ」や「サルトル」。「ココ・シャネル」や「横山大観」も格好良かったなぁ。


中でも気に入ったのは伊兵衛さんの「六代目尾上菊五郎、娘道成寺」。
花道の上、華やかな娘姿で立つ、その後ろ姿。
正面からのライトで浮かび上がるのは、客席から見上げ注目するたくさんの観客たちの眼。逆光で陰をおびる、その背。
そしてそれだけでなく、その絵のこちら側でカメラを構えて見つめる眼の存在感。
それら全部を合わせた、緊張感と臨場感。迫力・・・。


そんな感動の行き着く先が、
「こんなアングル、こんな感じで、ピアノを弾くKUMAMIの後ろ姿を撮ってみたい!」
だったというのも如何なものかと思わなくもないが、
でも、こういう風に「撮ってみたい」と感じたのは初めてだ。
そして、その日のKUMAMIの新曲のテーマが「背中」であったことにビビったというのも正直なところ。


トータルな感想としては、

伊兵衛さんの写真は、その場所、その人、その時代など、対象の中の普遍的な一瞬を、刻々と移り変わっていくタイムラインの中でなお変わることのない本質が光を放ってフィルムに写り込んだ一瞬を、ネガの中からすくい上げる。
静的な、定点観測カメラのような、まなざし。

ブレッソンさんの写真は、物語の挿絵のように一連に繋がる前後のストーリーまで想像しうるような、映画フィルムから一コマ抜き出したかのような、一枚の完成した絵。
動的な、映画撮影カメラのような、まなざし。


この二人はなんか、写し出そうとしているものはとてもよく似ているのに、全く正反対のスタンスを採ってるみたい。
伊兵衛さんは背景とかよりも写したい対象やポイント、「点」を重視している感じで。
ブレッソンさんは背景も対象も全部ひっくるめた、「面」を重視している感じで。
こうして並べて見せてもらえるのは、とても面白い二人だと思う。


でも平日だっていうのに、人が結構いて驚いたわ。


写真美術館では映画上映もしていて、今は「マザー・テレサ」のドキュメンタリーフィルムだった。ちょっと興味ある。
ただ写美のミュージアムショップは、ちと狭いなぁ。そして、写真美術館友の会に入ってしまおうかと、悩む。


それにしても、これだけ写真展にばかり足を運んでいるというのは、自分でも意外。これで「別に写真にばかり興味あるんじゃないんだからねっ」て言ったら、ある意味ツンデレか?おかしいな、他にも興味の対象はいっぱいあるんだけど~。


「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし」
東京都写真美術館
2009年11月28日(土)~2010年2月7日(日)


2010年1月10日日曜日

写真三昧

昨日はお休み。出掛ける用事があったので、ついでに見たかった写真展をハシゴしてきた。
なにせ根が出不精なので、一つ出掛ける用事ができると他の事もまとめて片付けてしまおうとしてアレもコレもと詰め込んでしまうのだ。


まずは銀座。
リコーフォトギャラリーRING CUBE
写真展「SNAPS」へ。
http://www.ricoh.co.jp/dc/ringcube/event/snaps.html


120名の人にリコーのカメラで写真を撮って1枚提出してもらうというコンセプトの写真展。湯沢英治さんが参加しているというので見に行ってみた。
出品していたのは、やはり骨。でも何の骨かは、全く分からず。唯一分かったのは頭の部分だという事だけ。置いてあった写真集で確認してみたら、鯛の骨だった。魚類は念頭になかったわ~、おもしろいなぁ。


そして様々な写真を120枚見て気がついたのは、
私、モノクロとか、一色のグラデーションとか、の写真が好きらしい。
あと、「生」の感じがするもの。
ということ。
そのことを姉さんに言ったら、
「昔からそうじゃん」
と、あっさり言われてしまった。
「写真に限らないよ」
「だから絵画より写真の方が好きでしょ」
「お前、リアリストだもん」
とも。
・・・返す言葉もございません。自分の事が一番よく解らない。





そして、新宿へ。
コニカミノルタプラザ
「宇宙から見たオーロラ展2010」
http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2010january/aurora/index.html


太陽から飛んでくる電子が、水素や窒素や酸素などと反応を起こして発生するらしいオーロラ。
でも単純に綺麗な自然現象を見たかっただけ~。


パネル展示が基本だったけど、フロアにはスクリーンやVTRがあって映像が流されていた。
あと、オーロラが活発になる時に宇宙で発生する電波の音を合成して録音したディスクも展示してあってヘッドホンで聴く事ができた。「鳥のさえずりのような音色」と解説にあったように、とても綺麗な音。でも鳥のさえずりという生物的な音と言うよりも、もっと楽器的な感じがした。
オーロラは綺麗だったけど、土曜日だったからカップルと子供連れで混み合ってたなぁ。


 地球はヴェールを振りたなびかせて踊る
 太陽から吹き付ける強い刺激から
 自らの身を守るため
 ひいては、地表の子らを守るため
 人はそれをオーロラと呼ぶ
 地球は回り巡り踊り続ける
 美しく躍動するその身の熱で
 宇宙からの塵を焼き落として
 自らの身を守るため
 ひいては、地表の子らを守るため
 人はそれを流星と呼ぶ


この展示を見た私の頭には、そんなイメージが浮かんだ。




「FRANS・LANTING 写真展 Our Living Planet」
http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2010january/lanting/index.html

オーロラ展の隣のフロアでこの写真展もしていたので、見てみた。
そしたら、とても良い写真だった!
その色彩も、ユーモアのある景色の切り取り方も、美しくて、好みだ。
どうやらこのフランス・ランティングさんは、とても有名なネイチャーフォトグラファーであるらしい。
展示されていた、
水から目のとこだけ出したカエルの正面とか、
海鳥の横顔の不遜な表情とか、
猫科の動物の狙い定めた眼の正面アップとか、
好きだわ。





そんな写真三昧の日だった。


2009年8月24日月曜日

「骨」展見てきた

このあいだ、ようやく「骨」展を見に行ってきた!


そもそも一番の目的は、湯沢英治さんの写真。
ロゴスギャラリーの展示の時とは違う新しいパネルがあるか、楽しみだったんだ。
でも行ってみたら、他の方々の作品も興味を引かれるものばかりで面白かった。


湯沢さんの写真は、前回と違う物もあり、大きなパネルもあった。
ホッキョクグマの頭蓋骨の写真は前回よりさらに大きくなって、さらに大迫力。
何の鳥かは忘れてしまったけれど、小鳥の頭蓋骨の写真はガラス細工みたいに薄く透明で、壊れ易そうで。
キリンの骨が整然と並ぶ様も美しい。


他の方の作品も、


ジャンボジェット機の正面レントゲン写真の、円と線の重なりが綺麗で。


「Phasma」という昆虫の動きを元に作られた箱型の6足ロボットの動きが、ユーモラスで可愛らしくて、なんだか宮崎駿の作品に出てきそうな動きだったな。


笑うロボットを出品していた明和電機さんは、以前よくテレビに出てたから昔から知っていて好きな作風。今回の笑うだけロボットも、相変わらずユニークな作品で、見ていると不思議と笑いがこみ上げてくる。思惑通りに(笑)


デジタル時計の数字が2Dのトラス構造で描かれ、その数字が画面の上方から落下してきて端にぶつかりながら壊れていく、という作品も、どこか暗示的で印象深い。


勝手に動き出す影の作品の前では、子供達が走り回ってはしゃいでいて楽しそうだったなぁ。


「失われた弦のためのパヴァーヌ」と名付けられた自由に触れる作品があって、それはピアノの鍵盤を叩くと正面の壁に映し出された色とりどりの光が跳ねるという作品なんだけど。
KUMAMIが弾いたら、さぞかし綺麗だろうと妄想。せめて誰かKUMAMIの曲弾いてくれないかな~と思うけど、誰も居ないし。自分弾けないし。・・・とほ。


実は「もう行かなくてもいいかな」とか思ったりもしてたんだけど、
いや、行ってよかった。面白かったわ。


21_21 DESIGN SIGHT
第5回企画展 山中俊治ディレクション「骨」展

2009年5月29日~8月30日


2009年3月15日日曜日

「湯沢英治 写真展 BONES」を見てきた

「湯沢英治 写真展 BONES 動物の骨格と機能美」
 渋谷パルコpart1 ロゴスギャラリー


13日のライブの日、どうせ渋谷に行くんだし~と、
前から気になっていたこの写真展にも行ってきた。


ロゴスギャラリーはとても小さなスペースで、
写真パネルも小ぶりなものが10枚程度あるだけで、
ちょっと残念だったけど、
骨の写真なんてそう見る機会もないし、
観覧料・無料なので仕方ないか。というか当然か。


写真はとても良かった。


骨のシャープな白と、暗闇の黒と、淡い自然光。
静かなモノクロの写真なのにもかかわらず、
それは生きていた時の躍動感さえ映し出して、
骨という形に宿る命の尊厳と美しさを感じた。


無機質な骨になっても有機質の肉に包まれて生きていた時のままの姿が見えてきそうなほど、それぞれの動物が生きるために大きく発達させてきた最も特徴的な形を写した写真たち。
写真展のタイトルと同名の写真集が2008年6月に出版されていて、見本に置いてあったのを少しめくってみた。ちょっと欲しくなってしまったけれど、さすがにほいっと買う値段でもないので、野ウサギの足のポストカードを買った。できたら写真集の方に載っていたフラミンゴか何か、足の長い鳥の写真のポストカードがあったら良かったのになぁ。あとゾウの足とか。
もっと大きい展示会で、もっとたくさんのパネルを見てみたい。


湯沢英治HP http://www.eiji-yuzawa.com/