2007年9月11日火曜日

「犬顔家の一族の陰謀」を観てきた

先週リカバリかけたばかりなのに、また動作が不安定ってどういうこった。くっそう~。


いや、そんなことは置いといて。犬顔ですよ。
さすがネタもの。楽しかったです。
私にとって新感線(特にネタもの)を観に行くというのは日頃の憂さ晴らしでもあるのですが、どうやら憂さだけでなく他の記憶もいくつか飛んだようで。見終わった後、なんつーか頭が呆けてました。
この「後に何も残らなさ」加減、ネタものの醍醐味ですねえ。


流れ的には(笑い的にも?)ちょっとダラダラした印象も受けたけど、元が元なだけに疾走する笑いにならないのは仕方ないかと。
まあ、なんか皆、やりたい放題で、和気藹々としていて、安心して笑っていられました。


そして、相変わらずスクリーンの映像やらテロップやらパンフレットやら、隅っこの方まで芸が細かい。特に新感線文庫は中身だけでなく、カバー裏やしおりまで造りが秀逸で、嬉しくなっちゃいますね。
スキだわー、こういうの。




細かいことを言えば、
今回一番可愛かったのは、木野花さん。
キャラメルのとことか、生中継のシーンとか「ガンバレ~!」って応援したくなっちゃいました。


一番意外だったのは、中谷さとみさん。
いつもは三枚目的な役が多いけど、今回はネタもの中のシリアスキャラとは。ストーリー傾向とは逆方向へいく役を貰い易いのですかね。


右近さんの歌声も相変わらずステキで。
ただ、あの姿で出てきていたのにもかかわらず、ネタバレされるまで気付かなかった鈍感は私、ですノート・・・。


犬顔マーク入りお煎餅は、配って頂けて助かりました。
あーいうの取るの苦手なので、普通に撒かれていたら絶対に取れないので。
美味しくいただきました。


新感線文庫を読み終えた感想。
「同人アンソロジー本ですか?」
スケジュールも夏祭りとかぶってたしなあ・・・。


次のネタものは2010年「鋼鉄番長」ですか。
そーですか。楽しみにしてます♪


さて、「IZO」のプレオーダーが数日後に迫っております。
千秋楽、いいね。また行きたいなあ。楽しい。
頼むから、チケット取りが終わるまで動作の安定を保っておくれよ、Myパソコン。


2007年6月23日土曜日

「犬顔家の一族の陰謀」のチケットが届いた

届いたチケット、しみじみ眺めてしまいました。
ホントに取れちゃった・・・。


プレオーダー当選メールを見ても、ちょっと半信半疑だったんですよ。だって初めて取れちゃったんですもん、千秋楽のチケット。


今までずっっっと、一度も取れたこと無かったんですよ。でも公演がある度に運試しに一枚だけプレオーダー出してたんです。で、今回も全く期待ナシで、お気楽気分で一般発売の日程なんかチェックしてたのに。
いやもう、ビックリ。


しか~し、いつも通りの財布の都合で1公演1回しか見に行かないので9月9日まで、おあずけっ。
う~、わんっ。待ち遠しいよ~う。


2007年4月1日日曜日

「Tommy」を観てきた

30日の昼公演を観てきました。
予備知識なしで行ったら、結構ショッキングで。
ミュージカルというよりは、ライブかプロモーションビデオでも観ているような感じでした。さすがロック・ミュージカル。


ストーリーは、う~ん・・・何と言ったらよいものか・・・。
人間ってヤツぁ、何十年、何百年、何千年経とうと、どの国・どんな場所にいようと、変わんないんだねぇ・・・。
などと、冷笑的になってみたり。
「SHIROH」がキレイにまとまっていて安心していた分、こっちはまとまるどころじゃなくて疲れました。


細かいことを言えば、
中川晃教君はモーツァルトにしろ、シローにしろ、トミーにしろ、こういうシンボル的な役が多いねー。
右近さんは何か、いつもに増してイキイキして見えたわ。
「持ち帰らないでね」とアナウンスのあった日本中のトイザらスから集めたというピンボールの玉。実際に飛んできた時には、思っていたよりも大きくてビビった。あれ、持ち帰ろうとしてもすぐバレるだろお。
帰りの時間は余裕をもった予定を立てることをオススメします。カーテンコール後、アンコールライブがあって「サマータイムブルース」と「ピンボールウィザード」を歌ってくれました。さっさと帰っちゃうともったいないかも。
私信→席を間違えてしまい、申し訳ありませんでした。わざとじゃないですよ。まさか1階と中階と2階に同じ番号の席が3つもあるなんて事を、失念していただけなんです。ごめんなさい。



それにしても、私にはあのストーリーがどうにもザラザラと引っかかって仕方ない。というわけで語り入っちゃってもよいですか。


両親は彼を愛してなどいない。
両親は事実をねじ曲げて彼の中に封じ込めた。それが三重苦の原因であることなど一目瞭然だろうに。
両親は不憫な息子に尽くすことで自分たちの罪から逃れようとしているだけだ。本当は彼が治って真実が明るみに出ることを怖れている。だから、きちんとした医者の所にはなかなか連れて行こうとはしない。彼が人々の注目の的になったことで、世間からの圧力でまともな医者の所に連れて行かざるを得なくなっただけだ。
しかも彼が受けた虐待さえ、その体を見ればすぐに気付けたはずだろう。それでも彼を親戚に預け続ける。
両親はそれぞれが自分のことしか見ていないのを棚に上げて、彼が鏡の前に立ち続けることを嫌悪する。
本当に救いたかったのは息子じゃなくて、自分なんでしょう?


ピンボールを得たことで、彼はやっと近親者だけの狭い世界から抜け出す。でも、取り戻したはずの自由はすぐに奪われる。そこにあったのは「自分一人」というもっと狭い世界と、4人から無数へと増えた略奪者、寄生者たち。


彼が知っているのは奪い・奪われることだけ。
両親から自由を奪われ
親戚から尊厳を奪われ
ピンボールチャンピオンの座を奪い
たくさんの人々の目を心を奪い
最後には全てを奪わせる
その先で、やっと
本当の自由を、彼は得ただろうか。

2007年1月27日土曜日

「朧の森に棲む鬼」を観てきた

忙しさにかまけて、結局「リチャード三世」は読まないで観に行ってしまいました。でも予習なしで観ても十分面白かったですよ。


しかしマクベスの時にも思ったけど、支配者にはなりたがるくせに指導者にはならないんだよねえ。王の仕事なんて面倒臭い人間管理だけなのに、何でそんなに王になりたがるのかな。まして人も世界も敵に回した屍の国の王に、明日なんてあるわけがないのに。でもまあ、現代でもよくある話か。学歴社会・競争社会を乗り越えてトップに立ったら他人とのコミュニケーションの取り方が分からなくて誰も付いてこなかった、なんてね。


細かいことを言えば、
一番可哀想だったのは、オオキミかなぁと思う。全部知っていて、無駄だって判っていても忠告までして。でも王としては失格か。民より女を取ったんだもんな。
首領として劇中で一番理想的なのは、オコゼじゃなかったマダレさんかなぁ。決して善い人ではないけど、慕われる人だと思う。少なくとも、他人に満ちたこの世界で生きていくためのさじ加減を知ってると思う。私にはライよりもマダレさんの方が格好良かったなぁ。
ていうか、ライはむしろごく普通の一般庶民だったんだよね。ちょっと他人より大きかった欲と野望を、オボロ達にいいように利用されただけのような気がする。


それにしても森は、オボロのいわくだけでなく、ライの呪いまで纏って、いったいどんな秘密を護ってるんだろうね。

2007年1月20日土曜日

「Cat in the Red Boots」のDVD

2月に発売決定だそうで。よかった、よかった。

てっきり、いつもの「E!oshibai」さんから出ると思っていたので、「ジェイ・ストーム」というジャニーズのレーベルから出ると聞いて、ちょっとびっくりしました。
でもまあ、それならそれで、近所の電器屋とかアマゾンでも買えるって訳で・・・楽っちゃ、楽、かな。


アマゾンでは予約受付、始まってるようです。