2008年3月22日土曜日

ネット依存者の長い2ヶ月

えー、ご無沙汰をしておりました。お正月以来の更新です、すみません。
ただ、これには深い訳がありまして。
以前にも「ネット依存者の長い一週間」という記事を書いたことがありましたが、今回はさらに長い日々を送っておりました。


それは1月半ばのことでした。
去年の秋頃から日増しに症状が悪くなっていたMYノートパソコンが、とうとう逝ってしまわれたのです。まさかリカバリを拒否されるとは思ってもいませんでした。何度リカバリCDを突っ込んでも途中放棄しやがるのです。
途方に暮れて近所のPCショップの無料点検に持ち込んだところ、「ウチの点検ソフトでも途中で止まっちゃうから、もうハードディスクが駄目になってる。買ってから5年近くも経ってるようじゃ、マザーボードの方も壊れてる可能性がある。中のデータも途中までとはいえリカバリをかけたのでは消えてしまっているだろう。メーカー修理に出して数万円もかけるくらいなら、新しいのを買った方がいい」という回答が返ってきた。
しかし私には助け出したいデータがあり、それはリカバリの影響を受けないDドライブに入っている。私はデータを主に保存しているマイドキュメントをDドライブに設定移動しているのだ。これでWindowsが不安定になっても安心してリカバリをかけられると油断していたがために、9月以降のデータのバックアップを取っていなかったのだ。
「何とかDドライブのデータだけでも取り出せないか」と店員に粘ってみると、「ウチの有料サービスになら『データ復旧』があるけど、手数料に1万円、無事に取り出せたら更に1万円の計2万円かかる。ちなみに取り出せなくても手数料の1万円は頂く」
そんな返答に、その日は更に途方に暮れてそのままノートパソコンを抱えて帰宅した。


何せ去年の12月に引っ越したばかり。出費がかさんで貯金は底が見えている。
「今は買えない・・・」
そんな訳で、それから2月末までの約1ヶ月半もの間ネット依存者の無パソコン生活が始まったのでした。とは言っても、引っ越しにあたり「いい加減ケータイを持て」と言われてようやく持つことになった携帯電話のPCビューワーを使って、どうしてもチェックしたい必要最小限のサイトだけはチェックしてたんだけどね。
それでもどんどん溜まっていっているだろうメールボックスが気になって仕方なかった。ケータイでは見づらいし。
(auも早くスマートフォン出そうぜ!是非!!ワンセグなんてどうでもいいから!!!)


さて、冷静になって考えてみる。
元々ネットはパソコンを主体に使っていく考えでいたので、ケータイ代は最低基本料金内の3・4千円くらいに抑えるつもりでいた。(電話嫌いなので通話なんか滅多にしないのだ)しかしPCビューワーを使っていたおかげで、いくらパケット定額とはいえケータイ代が8千円ほどになってしまった。予定の5千円オーバー。
しかも、プロバイダー代とADSL接続料金の契約をそのままにしてある。これがまた5千円近い料金になる。使ってないのに5千円。
合わせて1万円の無駄金。・・・これ、払ってるくらいなら、パソコン買っちゃった方が、良くない?
折しも2月末、電器屋が一斉に年度末セールを始め出すのを見計らって新聞の折り込みチラシを激チェックし、「これが最低条件を満たした中で底値だ!」と判断した69,800円のWindowsXPノートパソコンを購入。
メーカーは旧パソコンと一緒で、旧パソコン(しかも中古で買った)よりも安く買ったのにスペックは段違いに良い。5年の歳月って・・・。


ほくほくとネット依存生活を再開したものの、やはり心残りは旧パソコンのデータ。何とかならないものかと以前買ったパソコン雑誌をひっくり返したところ、ありました!『消えたデータの救出・復活法』特集記事が!!
曰く、「ハードディスクケースを買ってきて、壊れたパソコンからハードディスクを取り出してハードディスクケースに入れ、外付けハードディスクとして別のパソコンに認識させれば、もしかするとデータを取り戻せるかもね♪」とのこと。
やってみましょうではないですか!


早速ハードディスクケースを買いにPCショップへ。
何種類かあり、「IDE」とか「S-ATA」とか「P-ATA」とか箱書きしてあります。
・・・何スか、それ?
如何せん、私、ハードの知識は殆どありません。昔デスクトップを使ってた頃に自力でLANボードの増設をしたことがあるくらいです。周りにパソコンの知識がある人がいないので、丸投げで助けてもらうことはできません。頼りは自分の脳みそだけ。
幸いにもそこは割と大きなチェーンのPCショップ。ちゃんとパソコン雑誌や書籍のコーナーがあります。運良く、自作パソコン系の雑誌に用語集の付録を発見。有り難く読ませて頂きました。(ごめんなさい、買ってません)
結果、(「IDE」=「P-ATA」旧タイプ)≠「S-ATA」新タイプ ということらしい。違いはいろいろあるけど、何より接続ピンの数が違うということらしい。とおぼろげに理解。
結局、今後も使うかもしれないことを考えて、IDE・S-ATA両対応、Win・Mac両対応、Vista対応済みのハードディスクケース2,470円を購入。


B R A V O !


無事データの救出に成功!!


さすがにデータ移動は丸1・2日掛かりだったけど、取り戻したいデータのほぼ全部を回収。しかも、PCショップの有料サービスに頼むよりも遙かに安くっ。


PC環境、完全復活!万歳!!






そして今度は旧パソコンの復活を画策中・・・