2008年5月28日水曜日

映画「カスピアン王子の角笛」を見てきた

映画・ナルニア国物語第2章「カスピアン王子の角笛」を見てきました。
やっぱり原作である本が一番好きなのですが、前作の映画の出来が良かったので期待して行きました。


ストーリーはキレイにまとまっていて、流れに沿って見やすかったとは思います。ピーターのやさぐれっぷりとか、スーザンとカスピアンのロマンスとか、ジェイディス女王の出演とか予想外だったけど良い演出だったと思います。
2時間程度にまとめなければいけない以上、ストーリーの編集は仕方のないことなのは理解しているのです。原作のストーリーをそのまま台本に起こしても映画のストーリーとしては充分でないことも分かる。あの原作のストーリーをあそこまでキレイにまとめ上げるのは大変だったろうとも思う。
ただそれにしたって、前作よりもはるかに作った部分・端折った部分が多くないか?キレイにまとめすぎて、アスランという存在や魔法というものの描き出し方が安易に流れたような気がしてなりません。個人的には、みんなの目に徐々にアスランの姿が見えるようになっていくシーンを削って欲しくなかったなぁ。ルーシーに見えればいいというものではないと思うのだけれど。


どうも私は原作が一番好きなので、映画を見てから原作を読み返すと映画に物足りなさを感じてしまう。出来が良いだけに、今回は尚更それを感じてしまう。