ラベル 美術 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 美術 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年6月9日日曜日

「自然の造形美展~Nature Art Exhibition~」を見てきた。

土曜日に「自然の造形美展~Nature Art Exhibition~」を見てきた。

「宙 -sola-」という植物をアクリルキューブに閉じ込めた作品あって、以前からネットでは見たことがあったのだけれど、実物がどんなものなのかを見てみたくて足を運んでみた。

ネットで見たときから気になっていたタンポポの綿毛をアクリルキューブに入れたものは、やはり綺麗だったな。なんであんなに丸っと閉じ込められるのか不思議。

他にも花や種子のバージョンや、鉱石や化石のバージョンもあった。
基本的に正方形だけなのかと思っていたけど、他にも色んな種類の桜の枝を長方形の大きめのアクリルキューブに閉じ込めたものも展示されていた。
風に乗る種子を集めたブロックもあったな。

あとホウガンヒルギというマングローブに生えている木の実が、パズルのように21個の形もバラバラに分かれるものを、アクリル板で支えるようにして球体の状態に展示してあったり。

学術展示もこんな風に見られたら面白いしオシャレだろうなぁ。
6面方向から何の邪魔もなく壊れる心配もなく、じっくり眺められるってすごいと思う。
そのままを空気中で保存したら、劣化も風化も色褪せも免れないし。
眺めるにしたって、支える指で隠れてどうしたって全体を見ることは難しい。

まるでパソコン画面の中の3D画像を六面体に切り出した、みたいな感じ。



他にも、鉱物標本をギフトボックスみたいなシンプルな白い小さな箱に入れたものや、ウニの殻を置くためのキノコ足のホルダーとか、好きな人はコレクションしたくなっちゃうだろうなぁというものがあった。

なかなか何個も買いそろえるのは難しいかな、という印象。

ふと、一定期間レンタルして飾って眺めて返却したら次は別の種類のを一個レンタル、みたいなことができたら面白いかな、と思った。難しいか。


http://gallerykissa.jp/nature-art-exhibition/


その足で、「アトリエとキッチンのマルシェ」にも立ち寄ってみた。
手作り市のようなイベント。やっぱりおもしろいなぁ。いろんな人のいろんな作品。
すぐには買えなくても、そういう事をしている人やそういう物を作っている人がいるということを知っていれば、何かの時に思い出す引出しになるし。
動物ステッカーやお菓子など、軽めでお手軽なものを買った。
http://1x3x1.jp/131marche/eventdetail/


浅草橋周辺はホント面白い街だなぁ。何か創ってみたくなる街。


2009年11月24日火曜日

「皇室の名宝」展第2期を見てきた

金曜日はバイトお休みで、仕事終わりの姉さんと夜に待ち合わせて「皇室の名宝展第2期」を見に行く約束をした。
なので昼間は一人ふらふらと、
ストリートライブを聴きに有楽町の国際フォーラムと、
年末に待っている一仕事に向けての買い出しに新宿の世界堂本店へ。
そんなこんなで京浜東北と山手線を乗り継いで、有楽町→新宿→上野、と思いがけず山手線をぐるり一周。
なんて事をしつつ、東京国立博物館へ。


金曜の夜だというのに結構人がいたなぁ。まあ、土曜の昼よりはマシだけど。


第2期の展示物は、巻物とか書物とかが多かった。
達筆すぎて読めないのと、人が多くてゆっくり見れないのとで、流し見て歩いたらあっという間に見終わってた。
唯一、興味深く見れたのは刀と布製品とかかな。
「一」という銘の太刀は美しかった。刀は献上されても、武士じゃないから使われることもなかったんだろうなと思う。まあ、実際どうかは知らないけど。
輸入物の毛織物の絨毯とか見てると、昔から日本人は畳に絨毯敷いてたんだなとか思ったり。


第1期の時ほど興味を引くものは、あまりなかったかな。


そんな20日の日でした。


2009年10月25日日曜日

「皇室の名宝」展を見てきた

土曜日、「教科書で見たあの作品を見に行こう!」と姉さんと一緒に上野の東京国立博物館へ。


開場時間に合わせて行ったのに、さすが土曜日。着いたときには行列ができてた。
中は人でギュウギュウで暑かった~。


けど、
美術の教科書で見た「唐獅子図屏風」が思っていたより大きいもので、しかも対になったもう一双に3匹目の獅子がいたことを初めて知った。


伊藤若冲の精緻な絵も、構図が現代的な感じでカッコイイ。日本画なのに日本画らしくないというか。


円山応挙の虎は、なんだかキュートだ。ぬいぐるみみたい。


子犬と朝顔の絵も、コロコロした子犬が可愛くて。


七宝焼きの作品は、気の遠くなるような細かい細工で描かれていて。あと、水墨画のような七宝焼きの額もあって、すごい。


上村松園の雪月花の美人画も綺麗だったなぁ。


次は第二期の正倉院展、見に行くんだ~。
それにしても、ミュージアムショップって金銭感覚狂っちゃうよなぁ。何であんなに色々欲しくなっちゃうんだろ。


そして上野駅構内のリトルマーメイドで買った、ぱんだパン。チョコパンと見せかけて、中はカスタードクリーム。


2009年8月24日月曜日

「骨」展見てきた

このあいだ、ようやく「骨」展を見に行ってきた!


そもそも一番の目的は、湯沢英治さんの写真。
ロゴスギャラリーの展示の時とは違う新しいパネルがあるか、楽しみだったんだ。
でも行ってみたら、他の方々の作品も興味を引かれるものばかりで面白かった。


湯沢さんの写真は、前回と違う物もあり、大きなパネルもあった。
ホッキョクグマの頭蓋骨の写真は前回よりさらに大きくなって、さらに大迫力。
何の鳥かは忘れてしまったけれど、小鳥の頭蓋骨の写真はガラス細工みたいに薄く透明で、壊れ易そうで。
キリンの骨が整然と並ぶ様も美しい。


他の方の作品も、


ジャンボジェット機の正面レントゲン写真の、円と線の重なりが綺麗で。


「Phasma」という昆虫の動きを元に作られた箱型の6足ロボットの動きが、ユーモラスで可愛らしくて、なんだか宮崎駿の作品に出てきそうな動きだったな。


笑うロボットを出品していた明和電機さんは、以前よくテレビに出てたから昔から知っていて好きな作風。今回の笑うだけロボットも、相変わらずユニークな作品で、見ていると不思議と笑いがこみ上げてくる。思惑通りに(笑)


デジタル時計の数字が2Dのトラス構造で描かれ、その数字が画面の上方から落下してきて端にぶつかりながら壊れていく、という作品も、どこか暗示的で印象深い。


勝手に動き出す影の作品の前では、子供達が走り回ってはしゃいでいて楽しそうだったなぁ。


「失われた弦のためのパヴァーヌ」と名付けられた自由に触れる作品があって、それはピアノの鍵盤を叩くと正面の壁に映し出された色とりどりの光が跳ねるという作品なんだけど。
KUMAMIが弾いたら、さぞかし綺麗だろうと妄想。せめて誰かKUMAMIの曲弾いてくれないかな~と思うけど、誰も居ないし。自分弾けないし。・・・とほ。


実は「もう行かなくてもいいかな」とか思ったりもしてたんだけど、
いや、行ってよかった。面白かったわ。


21_21 DESIGN SIGHT
第5回企画展 山中俊治ディレクション「骨」展

2009年5月29日~8月30日


2009年7月16日木曜日

「ZINE'S MATE / THE TOKYO ART BOOK FAIR 2009」に行ってきた

「ZINE'S MATE / THE TOKYO ART BOOK FAIR 2009」
2009年7月10・11・12日
渋谷 GYRE・VACANT
http://www.zinesmate.org/


初日に行ったので、どうせだからすぐに感想をUPしようと思っていたのに、いつの間にやら一週間経ってしまった。あれ~?
このイベント、アート系のサイトをウロウロしていた時に紹介されていたのを見つけて、面白そうだなぁと思っておでかけスケジュールに追加。GYREは前から「MoMA Design Store」が入っているので行ってみたいと思っていた所だったので、好都合だったし。実際「MoMA Design Store」面白かった。ミュージアムショップって好きなんだ~。


イベントはけっこう人が集まっていて、盛況だったな。
"ART BOOK"と銘打ってあるから、もっとカラフルだったり、アイデア満載だったり、とユニークで楽しげな本をイメージしていたのだけれど。どうもこのイベントにおける「アート」の定義とそれは違うのか、地味でシンプルな本が多かったな。あと写真集とか。
写真集とかの大きな本はどうしても単価が高くなってしまって、なかなか手が出なかったし。もう少し低価格の、名刺代わり的な作品集でもあると良かったのに。自己紹介的チラシを配っているところも少なかったな。チラシにHPのアドレスでもあれば、後から見ることだってできるのに。と思った。


一番、興味を引かれたのはVACANTの方に出展していた、紋切り型の作家さんのブース。試し切りさせてくれたり、本の説明にも積極的だったし。


今後、どんなイベントに育っていくのかに興味あるかも。


ルネ・ラリック展を見てきた

ルネ・ラリック展
2009年6月24日~9月7日
国立新美術館


ポスターなどで宣伝されていた綺麗な「ケシのハットピン」を見に行ってきた。
とても繊細な作品が多くてどれもとても綺麗だったけど、芸術品というよりは良い意味で商品だなと思った。使われることに意味がある物という感じがした。
パンジーのブローチとか、枯れ葉のブローチとか、リンゴの花のティアラとか綺麗だったな。
感心したのは、サラマンダーのブローチ。火竜の纏う炎が青白く彩色されていた。高温の炎が赤くないことを知ってないと、付けられない色。


できるなら、アクセサリーの展示にはすべて、マネキンを使った本来の使用方法で身につけられた写真でもあったら良かったのに。マネキン、あるにはあったけど、もっと欲しかったな。特に「雄鶏の頭のティアラ」なんかは頭上に飾られた時どう見えるのか、興味ある。
後、もう少し展示の中かパンフレットで、時代や歴史、作家の人生とかの時間背景を軸とした詳しい説明があると助かるのにな。
と、一緒に行った姉と話した。


綺麗なものを見るという点では、眼福。


「野村仁展」を見てきた

「野村仁 変化する相-時・場・身体」
2009年5月27日~7月27日
国立新美術館


なかなか面白い展示だった。


記録を続けることによって「存在する」を表現する。
「存在」や「存在する意味」ではなく、「存在する」と動詞で表されるもの。
それは、表現されるものに「時間」や「動き」が必ず関わっているから、そう感じる。


その表現は収集され蓄積されてきた記録が写真や動画、造形、音楽、など様々な形になって表されていく。記録を重ねていくという姿勢はどこか科学的でありながら、現れるものはどこか古代人の視点のような大きな時間を感じた。


展示物の感想としては、


大きなダンボールタワーに「ちょっと乗ってみたいんですけど」て思ったり、


月や鳥の楽譜を見ながら、その音楽を聴きつつ、
以前に円周率の音楽というものをネットで聴いたことがあったのを思い出したり、


アナレンマシリーズの八の字を描く天体の無限運行の写真の美しさに見とれたり、
《北緯35度の太陽》という展示に、ケルトの渦巻き文様や中国の雷紋、あるいは前にどこかで見た星だか星雲だかの写真にもこんな形に近いのがあったのを思い出して、古代に星を見ることを仕事にしていた人たちもこの形を知っていたのかもしれないと考えてみる。しかし、どうしてこの形は片側が小さくなるのだろう?


星の写真を見ながら、子供の頃は宇宙の図鑑を飽きずに眺めていたことを思い出したり、


ガラス造形の、触れたらパリンといってしまいそうな形にドキドキしたり、


木の展示物が、やけに良い香りで深呼吸しちゃったり、


色の言葉が読めずに、首をひねったり。


心と頭が、ほどよく刺激されて、居心地が良かった。
この企画展は、また行ってもいいなって、思った。


2008年12月9日火曜日

「明日の神話」を見てきた

影すら遺せずに溶け去った人々が
その代償に残した
原爆投下という歴史の記録
それは平和な現代の
すぐ下の地層にあり
私たちはその上を歩き回る


「原爆や戦争の悲惨」を伝えることは、必要で重要なこと。私もこれまでに幾度となく、それを学ぶ機会を得て成長してきた。なので、もう充分学んだ、という感情が近頃では先に立ってしまって。だからこの絵も実際のところ全く興味が無かった、のだけれど。
渋谷駅にある岡本太郎の「明日の神話」を見に行ってきた。





この絵の語るものが、ただ「悲惨」だけなら、私は写真を撮りもしなかっただろう。
「悲惨」だけではない何かが、ある。という違和感。
その理由は、「ほぼ日」の岡本俊子さんの音声解説を聞かせて貰って納得した。


あの絵は原爆をモチーフにはしているけれど、テーマはもっと大きな、たぶん「人間というもの」そのものを描き出しているんだな。
性善説や性悪説なんて偏ったことではなく、
時々、恐ろしいほど愚かで、
時々、眩しいほど愛に満ちた、
そんな、ただありのままの人間という生命存在。
そしてその行為のどちらもが、生命力という同じエネルギーから形作られているということ。
岡本太郎さんなら知っていたんだろう。
だから人間というものを信じていたんじゃないか、とも思える。
そして、もどかしかったのだろうか。
どこまでも強くインパクトをもって表現された作品たちは。
エネルギーを押さえ込み、手綱を握ることを強制される、この社会において。
彼の作品たちは苦々しくも眩しくて、憧憬を誘う。


彼の作品はエネルギッシュだとは知っていたけれど、
むしろエネルギーそのものを表現しているんだなぁと、
今更ながら感じた。やっぱり実物は違うわ。


大人しく原爆という額縁に納まっていてはくれない絵だろうから、
この絵はあの場所で良かったんじゃないかと思う。
忙しくしている人にこそ、立ち止まって見て欲しい絵なんだと思うから。


ただ一つ残念なのは、絵の正面になる通路から絵を見る時に、どうしても柱が邪魔になってしまうこと。構造上、仕方ないんだけど。


人間の暗いところで滞らずに
その先の未来に光りあれと祈り
そのために今
劫火を越えて燃え上がれと激励する。


ああそうか。あの髑髏は、火の鳥か。




あの絵を見ながら聴くなら、私は「but...Life goes on」がいい。