2009年7月26日日曜日

「愛する人に。」を読んだ

占いは割と好き。ただ、信じる信じないというよりは、アドバイスとして使ってる。ていうか、読んでもすぐに内容を忘れてしまうので、役に立っているかどうかは疑問だけど。


そんな占いサイトの中でお気に入りなのが、
石井ゆかりさんの「筋トレ」という星占いのサイト&ブログ。


ずいぶん長いこと欠かさずチェックしてるサイトなんだけど、占いの結果が知りたいというよりかは、ゆかりさんの文章が読みたい、という理由の方が大きい。
そんなゆかりさんは、星占いの本以外にもエッセイなどの本も出していらっしゃって、最近出した本を「ブログ読者へプレゼント!企画」を立ててくださった。さすがに競争率高いだろうなぁと覚悟しつつ、「駄目で元々」と応募してみたら、当たっちゃいました♪
ありがとうございます!


かなりの倍率をかいくぐって、私の手元にやってきた本。


「愛する人に。」石井ゆかり・著


この本は、ゆかりさんが占いで受けてきた恋愛相談の中で考えてきた、占いではない返答を綴ったもの。
「占いではない」というところがポイントで、私がゆかりさんのことが好きな理由でもあるのだけれど。


だって、
手っ取り早く解決できる正しい結論を、
インスタントに欲しいわけじゃないんだ。
どんなに心が沈んでも、悲鳴を上げても、
いつだって本当に欲しいのは、
納得できる自分の答えだから。
だから、
私は人に相談することが滅多にない。


その代わり、悩んだ時に読みたくなる本が何冊か、常備薬のようにある。この本もきっと、その本達に仲間入りするだろう。


だって、
こんなにも、恋する心に誠実に寄り添ってくれる本を、私は他に知らない。自己否定で狭まっていた視野を広げて、現状を受容する力を貸してくれた。恋愛について書かれているのに、生きる姿勢にまで繋がっていく。
そんな風に感じる本だから。


前文の「はじめに」を読んだだけでも、涙が出たよ。
この「愛する人に。」は、愛ある人がくれた愛ある手紙だと思う。